オガワテツオオフィシャルブログ
間合い
手を使わない経験とは、頭だけの経験です。
自分の手とは、脳の出先機関です。
脳とは、いろいろな経験したことをそのまま
すべて置いている物置のような所ですから、
10年前に何をしていたかというのは、
脳は忘れてます。しかし、実は手は覚えています。
家に帰って、自分の周りの居住空間を見たときに、
ちゃんとそこにある物を触っているでしょうか。
あまり触らなくなっていたとしたら、ちょっと
その人生は危ういと思ったほうがいいでしょう。
特に自分が大事にしている物を、きちんと触る
ことです。
自分から触って、その代わりに向こうから感触
をもらう。触ることでギブアンドテイクをします。
物とは触るものですから、そういうことを
きちんとしていくと、手が育っていきます。
育った手は人との間合いもとれるし、信用できます。
オガワテツオ